読まれるブログにするための3つの裏設定

 

最初はここは完璧じゃなくてもいいのですが、
ブログに限らず、あらゆる作品や商品に言える、
これから解説する3つのポイントが練られていると
お客さんの心を掴むコンテンツになります。

 

この3つの要素です!

  1. コンセプト
    コンテンツの目的、理念
  2. ターゲット
    理想のお客さん像
  3. ブランディング
    お客さんから見たあなた像

 

この3要素は、ブログ全体に対しても決めますし、
1記事ごとにも細かく設定していくといいです。

記事ごとに考える場合はこんな感じで……

  1. 記事のコンセプト
    「この記事を読んだ人にどうなってほしいか」
    「この記事で読者さんの何を解決してあげたいか」
  2. 記事のターゲット
    「どんな人に向けた記事か」
    「どんな人に読んでほしいか」
  3. 記事でのブランディング
    「どんな人が書いた記事だと思ってもらいたいか」
    「この記事書いた人、●●だなあ という印象を持たせたい」

 

何かを作るにおいて、
この3要素を狙った上で作っていけば
グンと内容の質が上がります。

 

慣れてくると、考え込まずとも
記事のコンセプトもターゲットもブランディングも
自然にスッと決まるようになります。

最初の内は考えるにも時間がかかると思いますが、
3要素を取り入れられると一皮むけますので、
ぜひ意識してみてください。

 

それでは1つずつ詳しく解説していきます。

 

【コンセプト】ブログのテーマ、理念を決めよう

ブログのコンセプトというのは、
ブログの理念や大きなテーマということです。

「読者さんをどこに連れていくか?」という
ブログの目的や存在理由です。

 

「このブログを読んでくれた人に、
何を伝えて、どうなってほしいのか」

これを意識しておくことで、
大きな軸がしっかり通った、
一貫性と説得力のあるブログになります!

 

こうした軸が決まっていれば、
記事を書くときも方向性に迷いにくくなり、

お客さんにとって
「このブログを読むと自分にこんなメリットがある!」
と価値を感じるブログにもなるんですね。

 

逆に、コンセプトを決めておかないと、
芯がブレブレで、自分にとっても読者にとっても
わけのわからないブログへと迷走してしまうことも……

 

雑誌を例として考えると、

たとえば若い女性向けのファッション誌には、
「その年代の女性がちょっと豊かでステキな生活を
楽しむための情報」がまとまっているハズですよね!

そんなテーマを期待して読んだのに、
こんな内容になっていたらどうでしょうか?

↓↓↓

  • 「今年はこんな色が流行るよ!
    一足先におさえて目指せ愛されコーデ!」
  • 「流行りを追う女性って必死
    オシャレとか色気づいてて気持ち悪い!」
  • オタク向けのコアなアニメグッズの特集
  • 年配向けの陶芸教室の宣伝
  • その他、若い女性とは
    およそ関係ない情報etc……

 

「この雑誌……おかしい 軸がぶれてる!
どんな方向性? ていうか誰向け?

と若い女性は混乱するわけです。

これでは読者さんは定期購読してくれませんよね。

 

全体のコンセプトがなんとなくでもまとまっていて
一貫性があると、信頼されるコンテンツになります。

個人の気分で書かれたごちゃごちゃブログより、
テーマ・目的がハッキリしたブログのほうが
満足度がはるかに高いのは間違いないですよね。

 

右の【良い例】のコロコロコミックのように、

読者さんをどうさせてあげたいか、
そのためにどんなことを発信していくか

という信念をしっかり決めておくと、
読者さんに愛されるブログになりますよ!

 

 

コンセプトとズレそうなことを書きたくなったときは?

先ほど、こんな雑誌の例を出しましたよね。

  • 「今年はこんな色が流行るよ!
    一足先におさえて目指せ愛されコーデ!」
  • 「流行りを追う女性って必死
    オシャレとか色気づいてて気持ち悪い!」

 

「流行りを追うこと」について
ある記事では好意的に勧めているのに、
別の記事では非難している……

 

しかしそんな矛盾する2つの記事も、
コンセプトがしっかりしていれば
その信念に基づいて書くことで、
「軸がぶれてる」とは感じなくなります。

 

『若い女性に自信をもってファッションを楽しんでもらう』
がコンセプトなら

「流行りを追う女性って必死だよね!
オシャレとか色気づいてて気持ち悪い!」

こんな記事だとコンセプトと外れるので、
ちょっと視点を変えて……

↓↓↓

「流行りの追いすぎで迷走して、
見苦しくならないように注意!」

「流行りを追うのに抵抗を感じる、
オシャレに自信のないあなたへ」

こんな記事ならコンセプトの芯が通ってるからOK!

 

また、こんな例も先ほど出しましたね!

  • オタク向けのコアなアニメグッズの特集
  • 年配向けの陶芸教室の宣伝

 

実はこういった一見関係なさそうなテーマでも、
コンセプト(若い女性にファッションを楽しませる)が
ちゃんとベースになっているならOKです!

 

アニメグッズの話なら……

「意外にも、アニメのフィギュアから
学べるカワイイ黄金ポーズがある!」

「アニメグッズをファッションとして
取り入れるときのやってはいけないポイント!」

こんな記事なら、コンセプトに沿っていますよね。

 

ファッション情報目当てで来てくれた
若い女性の読者さんでも

「その発想なかった!斬新で面白い!」
「アニメに興味なかったけど、私と無関係でもないのかも」

と、新しい視点として楽しんでくれそうです。

 

自分の今までになかった新しい視点で、
自分の興味・関心ごとを深めることができると、
人は「めちゃくちゃおもしろい」と感じるのです。

 

陶芸教室の宣伝なら……

「20代女子の間で密かなブーム?!
オリジナルのキュートな湯のみを1日陶芸体験で♪」

とかでしょうか。

 

注意してほしいのが、あくまで目的は
「陶芸教室の情報を出すこと」なのではなく、

「若い女性にファッションを楽しんでもらう」
その一環として、陶芸教室を提案すること。

つまり大元のコンセプトが大前提だということです!

 

なんの脈絡もなく陶芸教室の話が出てきたら
「なんでその話する?」と戸惑いますが、

ちゃんとコンセプトにかなっていれば、
若い女性の読者さんも納得して、

「陶芸体験か〜なるほど〜
そういうのもあるのね〜」と
自分に関係するものとして受け入れて
読んでくれるわけです!

 

「人は自分と関係のあるものにしか興味がない」
これは重要なポイントです。

「実はこれ、あなたに関係あるんだよ!」
「さらにそこからはこれも関係してくるよ!」
と読者さんの興味ゾーンを広げていくと、
読者さんはハマって次々読んでくれます。

 

 

コンセプトの取り扱いかたと作成例

コンセプトは、自分の中で
しっかり定めておけばそれでOKです!

とくにブログで公表する必要はありません。

 

コロコロコミックのコンセプトの例も、
「たぶん『子どもに夢のある情報を与えて、
ワクワク楽しく元気いっぱい育ってほしい』
ってテーマだろうな〜……」

そうアネオトが勝手に感じただけで、
もしかしたら本当は違う想いがあったり、
もっと深い裏テーマが
あったりするのかもしれません(笑)

 

といっても、いきなりコンセプトを
ガッチリ定めるのは難しいですよね。

例によってまずは仮設定でやってみて、
だんだん直していくつもりでいれば大丈夫!

自分が辛くならないように、
楽しくやっていけるように調整してみてくださいね。

 

コンセプトの例を出しますので、参考にどうぞ!

ブログを読んだ読者さんにどうなってほしいか、です!

ゲームのブログ

読者さんに「ゲームっていいなあ、
無駄じゃなかったなあ」と再認識してもらう。

ゲームを通じての新しい発見や
学びに感動してもらう。

筋トレのブログ

挫折しない筋トレの方法と、
メンタルを鍛える考え方を教えることで、
読者さんに筋肉といっしょに自信もつけてもらい、
新しい自分へと生まれ変わってもらう。

チョコミントのブログ

チョコミント系のスイーツ情報と感想をまとめて、
チョコミント好きさんや
「あれって美味しいのかなあ」と気になっている
読者さんの参考にしてもらう。

アニメの感想ブログ

アニメの感想をたっぷり語って、
同じファンの読者さんと気持ちを共有し、
作品をより濃密に味わってもらう。

このアニメをいっしょに盛り上げる。

編み物のブログ

編みぐるみ作品を掲載したり、
編み方を丁寧に解説したりして、
初心者さんをウキウキ楽しく
編み物デビューさせる&上達させる。

 

 

記事ごとにも読者さんを連れて行く目的地を決めよう

ブログ全体のコンセプトを決めたら、
各記事ごとにもさらに具体的なコンセプト
「この記事を読んだ人にどうなってほしいのか?」
を考えると、非常に質の高い記事ができます。

 

たとえば、ブログ全体のコンセプトが
「イラストの上達に悩む人の心を救って、
楽しみながらグングン上手くなってもらう」
だったとします。

その中の1記事として
「人体の描き方の解説記事」を書く場合……

 

記事の中身を書き始める前に、
この記事のコンセプトを考えてみましょう。

 

たとえばこんなコンセプト!

「今まで人体が上手く描けなかったのは
才能がないからじゃなく、難しく考えすぎていて
ラクな描き方を知らなかっただけだと気付いてもらい、
新しい視点で楽しく人体の描き方をマスターしてもらう。」

 

このコンセプトを前提に内容を書き進めると、
非常に愛のこもった有益な記事になるはずです!

 

だいたいの場合、ブログ全体のコンセプトよりも
1記事のコンセプトの方が、より具体的になります。

 

 

【ターゲット】伝えたい読者さん像をさだめよう

ブログにおける【ターゲット】とは、
あなたにとっての『理想の読者さん像』のことです。

(「獲物」や「標的」などの
ギラギラしたニュアンスではありません)

 

『伝えたい読者さん像』つまり
「どんな人に向けてブログを書くか」

これを決めておきます。

 

ターゲットの属性を絞ることで、
読者さんの心に響く濃いブログになります。

逆にターゲットを絞らず、
とにかく大勢に読んでもらおうとして書くと、
誰の心にも刺さらない、スルーされるブログ
になってしまうのです。

 

たとえば、Nintendo Switchのゲームソフト
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を
おすすめする記事を書くとき。

とくにターゲットを決めずに万人向けに書くと

「ただの無難なゲーム紹介」+「おもしろいよ。ぜひ!」

というとても味気ない抽象的な内容になってしまうんです。

 

それこそ公式サイトを見れば済んでしまう
機能的な情報しかない記事になりがちです。

 

そこで「どんな人に伝えるか」を考えてみると……

このように具体的に伝えたい内容や切り口
自然と見えてくるはずです!

ターゲットが変われば、
伝えたい内容もガラッと変わります。

ターゲット この『ブレスオブザワイルド』で初めてゼルダデビューする人
伝えたい内容
  • 過去のシリーズを遊んでいなくても楽しめるかどうか
  • 「ゼルダってこういうものなんだよ」というシリーズの概要
  • ゼルダデビューにあたって知っておくといい知識
ターゲット ゼルダシリーズは過去作『時のオカリナ』だけプレイしてる人
伝えたい内容
  • 時のオカリナと比較したときのブレスオブザワイルドの特徴
  • 時のオカリナからどう変わっていったのか、ゼルダシリーズの歴史
  • 時のオカリナのあの「名作感」と比べて、どんな評価・感想か?
ターゲット ゼルダファンだけど、Nintendo Switch本体が手に入らず、
今作は見送ろうか、なんとかして買うべきか悩んでいる人
伝えたい内容
  • ファンならなんとしてもSwitchを入手し、絶対に遊んだ方がいい理由
  • Switch本体を買う方法、購入しやすいルートの情報
  • WiiU版を買う手もあるという提案(そのメリットとデメリット)

 

ターゲットを設定することで、
「その読者さんの場合、どんな情報を求めているのか?」
「その読者さんなら、何を書いたら喜ぶか?」
という書く内容が見えてきますよね。

ターゲットにとって価値のある情報にまとまり、
具体的で濃い内容の記事ができあがります。

しかも書くべきことがわかりやすいから、
書くのにもあれこれ悩まず書きやすい!!

 

男性向け? 女性向け?
どの世代向け? 
何が好きな人向け?
どんな悩みを抱えている人向け?

などを決めて、方向性をしっかり定めましょう。

 

先ほどの『コンセプト』とあわせて、
ぜひターゲットをじっくり練ってみてください。

ブログが読まれるかどうかの
かなり重要なポイントになります!

 

 

記事ごとにも明確な読者さん像を決めよう

ブログ全体のターゲットを決めましたが、
これから1記事1記事ごとにも
詳細なターゲットを絞っていくといいです。

 

例えばブログ全体のターゲットが
「ゲーム好きの、ニンテンドー64世代の人」
だったとして、

その中の1記事のターゲットは
「当時は64のゼルダにハマってたけど、
しばらくゼルダシリーズはご無沙汰の人」
にする、といった感じです。

 

ブログ全体のターゲットは
少し広めにとっておきますが、
1記事内のターゲットはもはや
「たった1人」に届けるつもりで!

この「たった1人の読者さん像」のことを
『ペルソナ(仮想人物)』といいます。

 

たくさんの人の前で発言しようとすると、
無難で面白くない内容になるうえ、
自分でも何を言えばいいか困ったりしませんか?

「この人の前ではこう言いたいけど、
この人がいるとあんなことは言いにくいし、
この人にはこう思われそうだし、この人には……」

とやりにくいですよね。

 

ブログでも、属性の違った
いろんな人にむけて書こうとすると、
薄味のつまらない内容になり、
その結果、読んでもらえなくなります。

 

Aさんだけにマンツーマンで喋る話や、
少人数への内緒話なんかは、
具体的で濃い内容になるうえ、自分も話しやすいし、
相手も聴き込んでくれますよね。

Aさんだけでなく、横から「何の話だろう?」と
盗み聞きしにきた関係ない人まで
「へー!面白い!」とうなるような
読まれる記事になるのです!

 

 

だけど、ターゲットをしぼる勇気がない……

「ターゲットを絞る重要さはわかったけど、
やっぱりたくさんの人に見てもらいたいから、
一部の人だけに向けて書くのはもったいない気が……

「ターゲットを狭くすると記事は濃くなるけど、
読んでくれる人もかなり減っちゃうんじゃ?

 

そんなふうに不安に思いますよね。

しかし、これが実は逆で……

ターゲットを絞ると、むしろ多くの人に読まれる
という不思議な効果があります!

相手を絞ることで、
ターゲットじゃない人が読んだとしても
「これはおもしろい記事だ!」と刺さるのです。

 

意外と世のブロガーさんの中にも
「ターゲットをしぼる」テクは知っていても、
「絞るとターゲット外の人にも刺さるようになる」
ということまでは知らない人も多いです。

「ターゲット以外の人は捨てるのか……」
と思っていて、やはりどこか弱気な
ターゲット設定にしてしまうケースも……

 

ターゲット外の人にも響くというのは
どういうことか、例をご紹介します。

 

例えば、『カイジ』という
大人気なギャンブル漫画がありますよね。

アネオトも姉弟そろって大ファンなのですが……

あの漫画のターゲットはおそらく、
ギャンブルや裏社会の話題が大好きで、
エグイ表現もどんとこいな
社会人の男性なのだと思います。

つまりギャンブルに興味のない人や、
学生、女性などはターゲットから外れています。

 

しかし実際には、若い人でも女性でも、
ギャンブルに興味がない人でも、
カイジにどハマりしている人は多いんです。

しかもだいたいの人が、
こってりした濃いファンになっている印象です。

アネオトも「まさか自分がカイジみたいな
漫画にハマるとは思わなかった……」
とびっくりしたのを覚えています。

 

カイジは見ればわかる通り、
「万人受け」するようには描かれていません。

一部の人を狙って刺さるように、
ターゲットをしぼって貫いているからこそ、
クオリティが突き抜けて、結果的に多くの人の
心を掴む内容になっているんですね!

 

あとは「ちょっと読んでみよう」と
手に取るきっかけさえあれば……

読んだ人は「なんじゃこりゃあ!?」
「こんな面白い世界があったとは……」と
たちまちファンになってしまうわけです。

 

もしカイジが全方面向け・万人受けを
狙って描かれていたら……?

女性の読者や、ギャンブルに興味のない読者にも
気を遣ってまろやかな表現で描かれていたら……?

今みたいな面白い作品にはなっていないはずです。

 

そう思うと、ヒットしている作品は
どれも中身が相当濃いですよね!

ターゲットを絞って成功したゲーム
『龍が如くシリーズ』の開発秘話も
とても面白いのでぜひ読んでみてください。

ターゲットを絞ると濃いコンテンツになる例

今すぐ読まなくても大丈夫!
後で「ふりかえりガイド」からまとめて見られますので、
必要になったタイミングで参考にしてみてくださいね。

 

ただし、先ほどお伝えした
「人は自分に関係あるものにしか興味がない」
というのも確かなので、

見てくれさえすれば胸に響くだろうけど、
見てもらうまでが難しい……!

 

「どうやって興味をもたせるか?」
「どうやって読むきっかけを与えるか?」
それが課題になってきます。

 

実はそれも、先ほどの
「ファッションからの陶芸教室」の例の通り、

「すでにターゲットが興味をもっているもの」を
切り口にして、そこから新しいものに誘導する
というテクニックでできます。

 

「今回の記事で陶芸教室に興味をもったら、
こっちの記事もおすすめです」といった要領で、
記事から別の記事へ案内しちゃうのです。

ちょっと高度ですが、ブログに慣れてきたら
チャレンジしてみるといいですよ!

ブログ全体のPVが上がり、
難しい工夫を仕掛けられたという
達成感で自信もつきます!

 

 

【ブランディング】見せ方や世界観を整えよう

【ブランディング】とはカンタンに言うと
「自分(ブログとその運営者)の見せ方」です。

 

自分の人柄の印象をどう見せるかと、
ブログにこめる想い&信念(コンセプト)が
ハッキリしていれば、自然とあなたの
世界観がハッキリしたブログになります。

すると、あなたを好意的に思った人
つまり「あなたと価値観のあうお客さん」
が集まってきてくれます。

 

コンセプトは先ほど考えましたので、
「読者さんから見て、自分のことを
どんな人なのだと感じてほしいか」

を考えていきましょう!

 

「この人は知識が豊富みたいだけど、
性格がキツイから関わりたくないし、
なんかやり方が気にくわない……」

「絵が素敵だからどんな人なのか見てみたら、
普段の言動がひどすぎてガッカリ……
こころなしか作品も気持ち悪くみえてきた」

そんな人に会ったことはないでしょうか?

 

人間は感情で動く生き物ですから、
好感の持てる印象作りってすごく大事なんですね。

「自分だったらこんな人が書く記事が読みたいな」

「こんな人に教えてもらえたら嬉しいな」

そう思う人柄作りをしていきましょう!

 

といっても、無理したキャラ作りを
するのではありません。

「めっちゃ頭がいいっていう設定にしよう!」

など、自分を大きく偽ったり、見栄を張るのも
後々しんどくなるのでおすすめしません。

 

「普段の素の自分にちょっとプラス」の気持ちで
やや明るめの優しそうな人を目指すのがおすすめです。

「この人カンジいいな〜!」と
お客さんに好印象を抱かせられそうな、
あなたにとっての理想の自分
考えて意識してみてください。

 

読者さんが話しかけやすい、
質問や相談をしやすい雰囲気も結構大事です。

ギャップやお茶目な部分を出して、
人間らしさ、親しみやすさを作るなんてのもいいでしょう。

 

  • ネットに詳しくて頭のキレる印象だけど、
    人の痛みに寄り添ってくれて涙もろい
  • 筋肉ムキムキで怖そうだけど、
    熱血というよりはポワポワしてて優しい
  • 上品でおっとりしてる50代のママだけど、
    激しくコアなゲームオタク
  • ノリが軽くてチャラそうだけど、
    すごく真面目で正義感が強い

などなど、ギャップは魅力になります。

 

また、読者さんとの共通点があると、

「この人も私と同じ岐阜出身なんだ〜! なんか急に嬉しい!」

「えー! この人もハロプロファンなの!? 意外! 興奮!」

「この人も喘息持ちなんだ……!! わかる、辛さわかる……」

といったように、それだけで興味や親近感、
仲間意識を感じてもらえます。

 

個性を出していくとおトクなことや、
意外な繋がりになることがありますよ!

ブランディングを意識しておくことで、
「今日はとにかく機嫌が悪い」なんて日でも、
うっかり負の感情丸出しなヒートアップ記事
書いてしまったりせずに済みます。

「いけない、こんなの私じゃない!」と、
我に返ってキャラを取り戻すことができます。

 

とくにブログとあわせてツイッターなどの
SNSを運用するときは、
ついついその時の感情やコンディションのままに
つぶやいてしまったりしますからね。

「私はこんな人でありたい」という
自分の見せ方を確立して、
読者さんを惹きつけちゃいましょう!

 

 

よくないブランディングの例

ブランディングしだいで、
「この人すげえ!」「尊敬できる!」
「なんかカワイイ!」「癒される!」
といった印象を抱いてもらえるわけですが……

逆にブランディングに失敗すると
理想のお客さんが離れるばかりか、
良くないお客さんがついてしまうこともあります。

 

たとえば「尊敬してほしい!」
「スゴイ人だとアピールしたい!」と思って、
自慢話をプンプン匂わすような、
マウンティング姿勢で行くと……

「なんか嫌味な人……」「この人気持ち悪い……」
「自己顕示欲が激しくてウザいなあ……」

と悪印象になり、普通の感覚を持った
良いお客さんには嫌われてしまいます。

 

そればかりか、
「オレもアンタみたいに楽して
みんなにキャーキャー言われたいんで、
さっさと稼げるようにしてくれよ」

そんな態度の恐ろしく意識の低い人や、
なんでも無料でしてもらおうとする
『クレクレくん』が集まってきてしまいます。

 

そのタイプは何かのきっかけで
悪質なクレーマーに変化することもあります。

そういう厄介な人はお客さんにしたくないですよね。

 

望まないお客さんが寄り付かず、
価値観の合うお客さんだけが来てくれるような、
良い人柄&クリーンなブログの雰囲気を
作っていくことは本当に大事です。

読者さんを下に見たり、変に自慢をしたり、
マウントを取ったりしないように気を付けましょう!

 

 

自慢に思われてしまいそうな話をしたいときは

たとえば、あなたが過去に
「全国模試で1位をとったことがある」
として、そのことに触れる場合……

「いやあ~私が全国模試1位とってたころは
全然思ってなかったことなんですけど、
本当に正しい勉強のやりかたって〜」

のようにサラッと書くと
『これくらいできて当然、動じない私かっこいい』と
高く止まってるように感じて、
鼻につく表現になってしまいます。

 

その文章を読んだ読者さんは
「本題以上に、全国模試1位ってことを
ひけらかしたいだけじゃないの?」
と悪印象を抱いてしまいます。

こういうときは、さりげなく書くより
むしろ大きく取り上げたほうがいいです。

 

「これってすごいことですよね!?
自分、がんばった!! 本当に嬉しかった!!」
という態度にしたほうが
受け入れてもらいやすくなります。

 

「これを言うと驚かれるかと思うのですが、
実は学生時代、勉強を本気でがんばった結果、
全国模試で1位をとったことがありました。

自分自身あの驚きと感動は忘れられません。

ただ、そのときは全く思っていなかったのですが、
本当に正しい勉強法というのは、
まさに自分がたまたまやっていた●●が〜」

みたいな感じでしょうか!

 

その記事のターゲットとなる読者さんの
視点やレベルに合わせるイメージです。

読者さんにとって普通じゃないことは、
普通じゃない扱いで書きます。

 

これなら自慢っぽくなく、
「もともとは読者さんと同じスタート地点にいた人の成功体験」
という見え方になり、
読者さんも素直に読んでくれます。

 

 

キャラや口調はブログ内で統一させよう

ブランディングを工夫しようとして、
奇をてらった濃いキャラにするのは注意です!

自分とかけ離れたキャラにしたり、
遊びすぎたり(語尾にナリをつけるとか笑)すると、
そんなテンションになれない日があったりして、
だんだん苦しくなってきます。

 

「~である」や「~だ」という書き方でもいいのですが、
文体・口調は、普通のですます調がおすすめです。

記事を通して読者さんと会話しているイメージで
書くのが一番だとアネオトは考えています。

 

実際に読者さんからコメントやお問合せを
頂いた場合、お返事をするわけですが……

普段のブログの文章と、1対1での会話の口調に
ギャップがあると相手はとまどってしまいます。

また、キャラクターっぽい口調とか、
旧仮名遣いとか……そんな特殊な口調では、
読者さんとも真面目なやりとりが
しにくくなってしまいますよね!

 

ちなみに「ビックリマークの多い文章は信頼感がない」
という意見もありますが、これは感覚の問題です。
(アネオトはご覧の通りよく付けています!)

逆に全て「。」で終わる文章は
知的でマジメな雰囲気にみえる反面、
おかたくて気難しそうな印象になります。

「親しみにくい……」

「下手な質問をしたら怒られそう……」

「ロボットかも……」

なんてとっつきにくく感じることも。

どんなターゲットに向けて
どんなブランディングがしたいかで、
カタめにするか柔らかくするか、
適当なバランスのいいところを探っていけばOK。

 

「。」や「!」といった文末の処理だけでなく、
文中の言葉選びも印象に関わります。

「“メッチャ” 面白い」と書くか
「“めちゃくちゃ” 面白い」と書くか
「“とても” 面白い」と書くか、など……

 

フランク寄りすぎる書き方だと、
読者さんに舐められやすくもなりますので、
ある程度はマジメな雰囲気も必要かなと
アネオトは思っています。

どれくらい砕けるかは、
「自分がされて心地よい」バランスに
しておきましょう!

そうすればあなたと似た感覚の
読者さんが来てくれやすくなります。

 

 

今回やることまとめ

— 今回のワーク —

  1. ブログ全体のコンセプトを決めよう
  2. ブログ全体のターゲットを決めよう
  3. ブログ全体のブランディングを決めよう
  4. 今後、記事を書くときには毎回できるだけ、
    コンセプト、ターゲット、ブランディングを
    設定するようにしよう

(クリックして振り返ってみましょう!)

 

今回もかなり頭を使う章でしたね、お疲れ様です!

ブログ以外でも、「誰かに見せるもの」を作るときには
ぜひこの3要素を考えてみてください。

とても強力な作品ができるはずです!

 


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