ひどい先延ばし癖が治った!やらなきゃいけないのに後回しにしてしまうのを改善する方法
日々の作業やお勉強、お疲れさまです!
元社畜ゲーマー姉弟のアネオトです。
先延ばしをしてしまう主な原因は、
「頑張ろうとしすぎていること」です。
(こちらの前記事で詳しく解説しています↓)
ムリにハードルを上げて自信をなくしてしまい、
脳が「自分はダメだ……」という“セルフイメージ”を
定着させてしまうために行動しにくくなります。
そこでハードルを下げて
イージーモードにしてあげることが重要です!
しかし、
なんてことになっていると、
これから取り組むのが怖いですよね……
そんな場合は、これから紹介するテクニックが効きます。
複数あるので、できそうなものから試してみてください。
もくじ
やる気が出る仕組み:やり始めてから初めて出る!
「やる気が出たから作業を始められる!」
ということはまず起こりません。
実際には逆で、作業を始めるとやる気が出るのです。
作業に取り組み始めてから……
作業の一環に片足つっこんでから……
しばらくして少しずつやる気が湧いてきます。
この、作業をしていると出てくるやる気を
『作業興奮』といいます。
作業をしていると「ドーパミン」という
快感の脳内物質が出てくるんですね。
この「ドーパミン」により、
最初のうちは全然やる気なかったのに、
少し手をつけてみると、面白くなってきて
気づけば1時間も2時間ものめり込んでいた……
なんて経験ありませんか?
とはいえ、やり始めるまでがツラい……
「やり始めればやる気が出てくる?! そんなのわかってる!」
「その取り掛かるまでが重いんだよ!」
「着手まで漕ぎ着ければ苦労しないんだよ!」
「やる気がない状態なんだから、どうしても始められないんだよ!」
って思いますよね\(^o^)/アネオトもそうです(笑)
そこでよく言われるのが、
「5分だけやる」と言い聞かせてハードルを下げ、
無理やり始めるという方法です。
5分間取り組んでるうちに作業興奮がはたらいて、
そのまま調子がでて1時間、2時間とやっていけるわけですね。
たしかにこの方法、気楽にスタートできて
始めのうちは効果がありますが……
慣れてくると
どうせそのあと1時間も2時間も続けるんでしょ、ダル……
と、想像してしまって騙されなくなってくることがあります(笑)
では他に、どうしたらスムーズに着手できるのか、
どうしたら腰の重さを軽減させられるのか、
具体的に使えるテクニックを紹介していきます!
とにかく取り掛かれるようになる方法2つ
1:作業を細かく割って、ザコ敵に見えるようにしちゃう
「とりかかるのが面倒くさい、しんどそう……」と感じるのは、
その作業がぼんやりとした大きなカタマリに見えているせいです。
大きな強敵だと感じてしまっていると、
どうやって倒したらいいのか考えなきゃいけない気がして、
まずその考えるのが面倒クサく感じます。
ハードルを高く感じる理由はだいたいこれです!
敵の正体がわからなくて強そうに見えるから、
ベストな倒し方が思いつかなくて、
時間も労力も相当かかって大変なんだろうな……
あ~それを考えながら挑戦するの疲れるよ~!
と感じて辛くなり、
逃げたく(先延ばししたく)なるのです。
そんな、倒すのが難しく感じる敵(作業)を
カンタンに倒す方法があります。
その作業をとにかく細かく分割するのです!
その敵をちゃんとよく見ると、
実際には強くて大きな1体なのではなく、
カンタンで小さなタスクの集合体でしかありません。
小さなタスクに細分化して考えれば、
1つ1つはとてもカンタンにやっつけられるのです!
【部屋の掃除しなきゃ! でも腰が重い……】
「部屋の掃除」を細分化すると……↓
- 部屋を見渡す
- 何が汚いか、どこが気になるかチェック
- どんな手順で掃除するか考える(作業のリストアップ)
- 掃除機とウェットティッシュを持ってくる
- 棚のホコリを拭き取る
- 散らばったものを棚に収納・・・(など)
小分けにしたら、一匹ずつ倒す!
細分化できたら、全体を見るのでなく、
まずは目の前の1作業だけに注力してください!
「今はこの小タスクだけを実行する!」と考えます。
(重要なのは、全部を一気に倒すことではなく、
作業に着手すること、とにかく最初の一歩をふみだすことなので!)
掃除の例の場合、
最初の「部屋を見渡す」だけだったら、
大したやる気も要らずにすぐにできますよね。
その次も「何が汚いか、どこが気になるかチェック」
するだけなら割とカンタンなはずです。
1度にまとめて倒そうとするからキツイのです。
細かく分けて、カンタンなタスクを「はい次!はい次!」と
倒していくのは苦になりませんし、
小さな達成感がいっぱい味わえてむしろ楽しいです。
1つずつ倒していくのは一見、
進みが遅く感じるかもしれません。
ですが、実際にやってみると「進んでいる感覚」が気持ちよくて、
「停滞してる感」によるストレスがありません。
それにどんどんレベルアップしていく感覚があるので、
次第に進みも早くなっていきます。
⼩さい⽬標に集中しているうちに毎⽇が充実し、
気づけば⼤きい⽬標も達成しています!
詳しくはこちらの記事で解説しておりますので、
よかったらご活用ください!
強敵タスクをザコ敵タスクに細分化する
お役立ちワークシートも配布しておりますので
そちらもどうぞ!
2:「if-thenルール」で自動的に“ついでに”行動しちゃう
「if(もし)then(そのとき)がきたらやるルール」で、
『if-thenルール』という方法です。
「ある行動をするときは、ついでにこの行動をする」
という自分ルールを作ることで、
自動的に行動できるようになるわけです。
- 【例】何かのついでにブログ更新作業をする“if-thenルール”
-
- 「歯磨き中」は? →「ブログのネタを考える」
- 「通勤電車内」では? →「過去の記事を読み返す(改善点を探す)」
- 「ランチを食べ終わった」ら? →「参考書や参考サイトの続きを読む」
- 「帰宅中」は? →「帰宅後にやることを頭の中で整理する」 ……など
アネオトは「ブログの作業を行った後」は
→「イラスト作成作業をする」など、
作業に作業をくっつけたりして使っています。
やりたいことが複数あるときは、
「どれからやろうかな~」と悩む時間があると疲れますから、
「これをやった後、これをやっていい」という
ルールにすることで自動的に動くことができます。
if-thenルールを実行していく中で、
日々自動的に行動できるようになると、自信がついてきます!
「思い通りに行動できてるなあ!」と日々感じられれば、
脳の前頭葉が鍛えられ、“セルフコントロール能力”も上がります。
するとモチベーションが高まり、疲れにくくなります。
行動自体が苦ではなくなり、
“自然に楽しく”前向きに行動できるようになるわけです。
- !注意!
-
「if-thenルールで取り組んでみたものの、
なんかダメだなあ出来ないなあ……」となったときは、
自分のやる気や意志力のせいではなく、「やりにくいルール」に設定してしまっているだけです。
最初から自分にピッタリのやりやすいルールは
思いつかないかもしれません。ルールを仮設定して、一旦実際に試して、
やりにくかったらルールや環境を見直して、
「やる気や意志力がなくてもできる」ルールに
アップデートしていってあげましょう。「できなかった。自分はダメだ」と自分を責めると
次回以降のやる気がなくなり、挫折してしまいます。できなかったときは、反省するのではなく、
設定の方を変更しましょう!
この「if-thenルール」をゲーム感覚で扱うことのできる
ワークシートを作りました!
こちらの記事で紹介しているシート2の
「ごほうび獲得システム」です。
まずはここから「if-thenルール」に慣れてみるのもオススメです!
ぜひシートを活用してみてください↓
少しずつ自信がついていき、精神的にラクになる方法
自分自身に対する「思い込み(セルフイメージ)」を良くして、
行動全般のフットワークを軽くしていきましょう!
「自分ってスゴイかも?」と感じる
↓
「よし、これもやってみよう!」と前向きに行動できる
↓
行動できたことでさらに自信がつき
ますます「自分ってやっぱスゴイかも?」と感じる
そんな“プラスのスパイラル”に入ることができれば、
行動がラクで楽しくなります。
「自分ってスゴイかも?」と感じるには、
なにも大きな目標を達成しなくても、
スゴイ成功体験をしなくても大丈夫です。
『日々のちょっとしたプチ成功』程度でも効果があります。
「今日もブログ更新に取り掛かれた!」
「いいネタ浮かんだ! メモできた!」
「今日も1つ学んだ! ちょっとだけ成長!」
このくらいで全然オッケーです。
とにかく、ほんのわずかでも成功体験をすることが大事です。
そのために「成功」のハードルを下げましょう!
「これくらい立派な成果を出さなきゃ成功と言えない!」
と考えていると、道のりの遠さや挫折感で
どんどんマイナス思考になっていきます……
なので、アネオトの場合の『プチ成功』は
本当にショボいものにしていました!
『1日5分、作業できたら自分はスゴイ』
でOKという(笑)
先ほど紹介した『if-thenルール』を使うと
まさに日々プチ成功を感じることができるのでおすすめです!
日々確実に進むように習慣化させちゃう方法
実は先延ばしって、脳の『前頭葉』が
疲れているときに起こりやすいのです。
“前頭葉”は、理性や意思決定をつかさどる部位で、
「〜〜しなきゃ」
「~~をこなすには、えーっと……」
「次は~~をしたほうがいいな」
といった意思決定を、
1日に約35,000回ほど行っています。
前頭葉には日頃それだけ負担がかかっているので、
課題をこなすためのエネルギーが常に足りないんですね。
それで「今日はムリだ〜やりたくない~」と
先延ばししてしまい、続けられなくなります。
なので脳の仕組み的には、
人が先延ばししたくなるのは当然のことなんですね。
それでもなんとか行動を続けていけば
2〜3ヶ月ほどで、
負担が前頭葉から小脳へと移行し始めます。
小脳に移行してしまえば、
前頭葉には負担がいかなくなるので、
それ以降はラクに続けられるようになります!
ただ、その小脳に移行させるまでがツラいんですよね。
なのでそれまでのツラい期間は、
『習慣化』してしまうに限ります!
「やらなきゃ……やらなきゃ……」と
ムリに頑張るのではなく、
寝る前の歯磨きと同じくらいの
自然なノリで行動できるようにします!
こちらの記事で、そんな習慣化をサポートする
お役立ちシートを配布しております↓
日々少しずつ前進・成長している感覚が
見える化するシートになっています。
実際にアネオトもこのシートを自分自身で使ってみて
行動がラクになり、セルフイメージも上がったので、
よかったらご活用ください!
先延ばし癖を解消するまとめ
セルフイメージが下がっている(自分に自信がない)場合
作業を細分化する(ハードルを低くする)
↓
細分化したカンタンな目の前の1タスクだけに集中する
「if-thenルール」を活用して実際に取り掛かる
↓
取り掛かってさえしまえば作業興奮でやる気が出る
前進感・成長感を記録し、プチ成功を味わい
プラスのセルフイメージにしていく
↓
自信がつき、行動全般のフットワークが軽くなる
ハードモードにしないこと!
自分にとってしんどいと感じているタスクを
完璧主義のせいで「もっともっとがんばらなきゃ」と
さらにハードモードに設定しがちです。
そして、できなかった自分を責めてしまうので、
ますます続けたくなくなってしまいます。
ハードルを上げそうになったら注意!
遠い目標を設定してしまうと、
いつまで経ってもそこに達成できないと感じて、
やる気がでなくなります。
大きな目標を1つだけ掲げるのではなく、
たくさんのカンタンな⽬標になるよう小分けにし、
1つずつテンポよく達成していきましょう!
「もっとうまくできるかも」という妄執をやめる!
プロゲーマーのウメハラさんが仰っていた深いお話で、
「⽬の前の試合全部に勝とうとすると
⻑期的に負けてしまう」
というものがあります。
これは⽬の前の試合には負けてもいいから、とにかく試合をこなす。
すると⻑期的に超強くなっていく。
本当に強くなるには、勝った回数よりも、
試合をした総回数のほうが重要ということですね。
「どうやって戦おうか悩むこと」よりも
「実際に戦うこと」の方がずっと上達に寄与します。
どんなに下手なことをしても、それをやり終えることで、
多くのことを知ることができ、次のステージに進めるのです。
試合せずに「もっとうまくできるかも」とこだわり続けると
どんどんハードルが上がってしまい、動きにくくなります。
「もっとうまくできるかも」と考えるのをやめて、
とにかく取り組んでみる!
そこから吸収して、最終的に
より上手くできるようになりましょう!